和漢薬研究所だより 2020年2月
弊社発行の健康情報誌「主治医」に掲載されている「和漢薬研究所だより」をお届けします。
今月は、長寿の森林 環境貢献度についてのお知らせです。
わが社では、自然薬グループ長寿の森林として、長野・群馬・十和田の3箇所、計269haの国有林を60年保全する契約を結んでおります。森林は環境の保全に重要な役割を果たしており、おもに次のような効果があります。
①水源涵養効果:森林内に一時的に水を貯め、森林外にゆっくり流すことにより、河川の流量を調整し、洪水や渇水の緩和や水質の浄化に役立っています。
②土砂流出防止効果:落ち葉や森林内の植生によって土壌が覆われ、雨水による土壌の浸食や流出を防いでいます。
③環境保全効果:森林の樹木が、光合成により大気中の二酸化炭素を吸収、有機物を生成し、樹木の幹に貯蔵して地球温暖化防止に寄与しています。
このたび、2018年度長寿の森林の「環境貢献度」が林野庁から下表のように発表されました。
近年、世界規模で地球温暖化や異常気象が顕著化しています。森林を保護することによって、少しでも環境の保全に役立てればと、皆様からの募金をもとに毎年3箇所の森林の整備を行っています。今後も微力ながら環境保全に貢献していきたいと考えます。