和漢薬研究所だより 2021年1月
弊社発行の健康情報誌「主治医」に掲載されている「和漢薬研究所だより」をお届けします。
今月は、紫華栄 発売30周年のご報告です。
あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
一昨年の松寿仙発売50周年に引き続き、今年は紫華栄発売30周年を迎えることができました。これもひとえに、ご愛用くださる皆様のおかげと心より感謝申し上げます。
紫華栄は紫シ 根コンを主剤とした滋養強壮剤で、多くの漢方の先生方にご協力いただき、1991(平成3)年に誕生いたしました。紫根は、中国明代中期の薬学書『本草綱目』に「心腹の邪気、五疳、中を補し、気を益し、九竅を利し、水道を通ず」(内臓に入りこんだ悪い気を除き、良い気を増し、身体の力を補い、諸種の排泄作用をととのえ、水分をよく流通させる)と書かれており、古くから消炎や解熱、解毒などに用いられてきました。ここにトウキ・ニンジン・ジュウヤク・オウギ・センキュウ・ヨクイニン末・カンゾウ末を加えて、心身の疲労や冷え症、胃腸虚弱、発育期の滋養強壮などに効果を発揮するよう配合しました。
今年も社員一同、紫華栄や松寿仙をはじめ、よりよい自然薬をお届けするべく尽力いたします。
皆様が健康で幸せな一年をお過ごしいただけるよう、心よりお祈り申し上げます。